

2017年05月24日
2016年06月23日
森達也の手法に唸る「FAKE」 佐村河内氏はこの映画で何を得たか。。。

「FAKE」を観た。
佐村河内氏の薄暗い自宅での撮影。
ずっと撮ってますけど、
ここからは遠慮して欲しいというところは途中で止めますので
というような許可を取る森達也監督。
佐村河内氏はほぼその自宅で
奥さんと愛猫と特に何をすることもなく暮らしている。
ドキュメントのみどころは
甲斐甲斐しく世話をし、
片時も離れない奥さん、
そして彼のところに来る訪問客とのやりとり(奥さんの手話を交えた会話)。
訪問客は取材であったり、テレビ出演依頼だったりする。
訪問客のいない部屋で吐露されるのは
彼の本音らしいもの
「偽り」を暴かれてしまい、世間にそっぽを向かれた彼の哀しみや
表に出て信用を得ている新垣さん(やたら調子づいてることも含め)
佐村河内氏を「ペテン師」と書いて本を出した神山さんに対する
割り切れない気持ち、そのくすぶり。
監督との距離は近い。
しかし
それでいて
監督は彼を弁護する意味合いでこれを撮っていないのは明白だ。
巧妙だと思うのは
佐村河内氏側から見れば
「自分の生活を撮って」くれている
「自分の言い分を流して」くれている
「(新垣さんではなく)自分に密着して」くれている
のであり
紛れもなく「監督は自分サイド」で
自分を信用しているという錯覚もするだろう。
だからこそ
警戒心の強い佐村河内氏が
ドキュメント映画を許したと思う。
何度か監督が
「私を信用しているか」
「私があなたを信じていると思うか?」
「信じてるフリをしてるかも」
と訊いたりする。
「…そうであれば僕の責任だ」と佐村河内氏は答えるが、本意ではないだろう。
それによってむしろ
彼は監督を完全に信用してしまったように見える。
だが最後の仕掛けについては
監督がどう持ちかけ、どう納得させたのか。
佐村河内氏も
どんなメンタリティでこれを受け入れ取り組んだのかは謎だ。
監督が最後の仕掛けを撮ることで
映画として観客をFAKEしたわけだ。
映画としてのオチをつけたのだ。
しかし果たして全てを通じて佐村河内氏は何を得たのだろうか。
少し(?)の出演料と見合うだけの何かがあっただろうか。
佐村河内氏が映画を最後まで観ても
真の狙いまでは読み取れないだろう。
揶揄されてるようには思わないだろうし
森監督もそういう風(一見彼の味方のよう)に撮っている。
豆乳やほっぺ芸、猫を撫でる仕草
彼の人間臭さや妙な愛らしさは可笑しさをさそう。
稀代のペテン師という感じには見えない。
そこも
彼自身は狙っているわけではないだろうが
監督は狙っているのだ。
沿線の電車の騒音
意識的なカメラワークも
ついつい
「聞こえているのか否か」
「反応するのか否か」
見てしまう。
会話を手話で伝える
「奥さんとの二人三脚は完璧かどうか」
ほころびはないか
疑惑の目で観察してしまうよう仕向けられている。(と思う)
直射日光がダメなはずでは?とか
杖は要らないのですね…
とか報道で観た過去の細かい記憶も蘇る。
映画の流れとしては
聞こえているという疑惑に対して
「ほとんど聞こえていない、ゆがんで聞こえるのだ」
という訴えから
「新垣氏は全部作ったというが
構想は自分が作ったので共作なのだ」
という訴えに移る。
しかし外国人の記者に「作曲したなら証拠を見せて」
「シンセはなぜ捨てたのか」など
厳しく追及され、まいってしまう場面も映し出される。
この映画の中では、
新垣氏や神山氏が「森監督の取材を断った」と説明されており
何か不都合があるのか?
そこをもやもやさせるのも狙いかもしれない。
最後の仕掛け…に興じる彼(と奥さん)は自然だった。
監督の仕組んだ
「演技」をさらりと
いともたやすく違和感なくやってみせたのだ。
それによって
彼(奥さんも含めた)は世間の上に立った気持ちでいるだろうか。
それによって
彼は何かをさらに失ったのではないか。よくわからない。
ただ
監督の狙ったテーマはグレーゾーンだと思う。
「この男はこう言っていて、こう振舞っている」
何がハッキリするということもないが、まあよく考えてくれ
貴方が見たり聞いたりしたことにも
虚構が混じっているかも。
ということではないか。
佐村河内氏は今日もあの部屋にいるのだろうか。
世界的な音楽家という地位も失墜し、
400人いた友人も消え去ったというが
彼を支えているのは
可愛い猫と優しい奥さんなのは間違いない。
2016年06月17日
イチロー日米通算4257安打達成!!ピートの言動は小物だ。

マイアミ・マーリンズにてついに4257安打達成。
サンディエゴ・パドレスとの試合で初回と9回に安打を放った!
1試合の中で
4256でピートローズと並び、4257で追い抜いたわけである。
記録を意識し過ぎずに
練習から黙々とルーティンを続けていた
ポーカーフェイスのイチローは
16年間の苦悩や孤独感を語り
ここへきてマーリンズというチームが最高にすばらしいと涙を浮かべる。
彼のマイペースや勝利宣言は時に揶揄されたという。
怒らず腐らず、コツコツと記録までの実績を積み上げる。
並大抵のことではなかっただろう。
天才が努力するとこんなに神がかったことになるのだと改めて感じ入る。
で、ピート・ローズよ
なんでそんなに大人げないのだ。
日米通算ってのは誰が見てもわかることでそこを声高に言わずとも。
そこに差はあるし、それは承知している。
納得いかないピート信者がエキスキューズとして個々で好きに解釈したらよろし。
大物としては悔しいのを抑えつつ
とにかく「イチローグレイト!」と笑顔で誉め称え
どうしても言いたいなら
「1本目からこっちにいたらなおよかったね」と
こぼすくらいでよかったと思う。
それなのに記録達成に近づくにつれ子犬みたいに
「認めん」「認めん」て吼えて
なんだその小物感。
イチローも彼が喜んでくれたら違ったと。。。
大人気ない記録保持者のことは
気にしないで!!と言いたい。真の大物ではないのだ。
イチローの記録はイチローと日米野球ファンのもの。
そしてこれからも走り続けるイチローに心からの大賛辞とエール!!
2016年03月31日
延長の末に!!智弁優勝おめでとう!

何度もチャンスを作りながら、抑えられる…の繰り返し。
お互い残塁の多い試合運びだった。
1対1のまま…試合は11回へ。
全5試合を一人で投げ抜いたスタミナの強い村上は
バッターとしても大活躍で最後のヒットできっちり優勝へ導いた!
高松の浦も頑張っていたが息切れしたのか11回は三者に初球から打たれる。
なかなか見応えある試合だった。おめでとう!!
2016年01月21日
強い強いぞ琴奨菊!

大相撲初場所!
ここへきて全勝(10勝)同士の対決が実現。
大関・琴奨菊と横綱・白鵬の戦い。
気迫の相撲だった。
勢いのついたがぶり寄りで一気に押し出し。
あれよあれよと勝敗が決まった。
嬉しい勝ちだが
ここからが正念場!気合で駆け抜けていただきたい!
2016年01月07日
まさかこの人はないよなあ〜って思うが 次期大統領

強い発言力がウケているからっって
民衆は本当に内容聞いてるのかしら。
まさかあの言いにくい名前が芸名とは おのののか

「キッチュ」は「松尾貴史」になったけどそれも芸名だってトリッキーだ。
「アパッチけん」から戻した「中本賢」はもちろん本名。