
あの「事件」から2週間。
報道ステーション内で
最後の登板に古賀茂明氏が「私がクビになる理由」を
生放送の「あの場」で告発したあの事件だ。
その直後に安倍政権の方針を否定し
軍事大国より平和大国と
古賀節をふるった。
「I am not ABE」再び
古舘氏の狼狽ぶりが印象的だったが
古賀氏もあの場で極端な賭けに出た感も否めない。
テレ朝との関係を完全に玉砕して去った。
まあ今までの…
ニュースステーションからバトン渡されてからの報道ステーションは
政権批判のスタンスでやってきたゆえに
今季までの恵村氏や古賀氏もそういうポジションで呼ばれていたはずであり
ある時期まではそこに存在することに何の違和感もなかったのだ。
徐々に番組の方針が変わりつつあり
マスコミも過度な政権批判は控えるようになり
相対的にあからさまな政権批判派が先鋭化して見えるようになったといえよう。
私としては
番組の中に「政権批判派」「政権擁護派」がいるのが望ましいと思う。
偏った意見を流すよりは2派、自由に意見を述べ
判断材料もすべて出し
「いろんな意見がありますが皆さんはどう思われるでしょうか」
古舘もどちらにもつかず
あとは視聴者に委ねるのだ。
で、話は戻るが
古賀氏の「官邸からの圧力」発言を受け
翌週には菅官房長官が自ら「事実無根」とわざわざ否定。
その際に「圧力はない」と言い切った菅氏だが
よほど憤ったと見えるのは
「放送法という法律があるので、
まずテレビ局がどう対応されるかを見守りたい」
と、まさに「圧力」と思われる発言をしてしまった。
菅氏の顔は影の「首領」の目つきだった。こ…こわい
放送法には「偏向報道をしない」というものがあるようだが
そこを逸脱したとみなした場合は?放送局の失態かゲストの失態か。
今は嘘かまことか
「古賀さんが新党を作るのでは」などと噂される。
古賀氏がすぐにそういう形で真っ向対決挑むとは考えにくいが
あそこまで派手な花火を打った古賀氏はこれで引っ込むとも思えない。
考える機会は沢山欲しい。
そこにはやはり多くの考え、多くの意見が必要であり
どんな意見でも最後まで聞くくらいの度量が欲しい。
アメリカの授業でやってる「ディベート」
(お互いの意見をひっくり返しても、弁舌で戦える)
このディベートは論理的な思考力やコミュニケーション能力を鍛えるものであるが
気づけるものは多い。相手の立場、相手の思考を探る上でも深層まで踏み込める。
相手がどうしてそういう思考で凝り固まっているのか
掘って掘っていくことでわかること
溝を浅くして寄り添えることもあるかもしれず。
お互い封じ込めることだけでぶつかっても話し合いにはならないだろう。
今ある日本の「とりあえず」よりは「次世代日本の行く末」が大事であり
今ある日本が次世代日本を縛ることが不安を煽る。
政治も報道もすべてにおいて「余地」を残してほしいとは思う。
posted by 彩賀ゆう at 22:38| 大分 ☁
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日記
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