
先日のドラフトで
西武ライオンズが1位指名の交渉権獲得
菊池雄星君である。
記者会見で
「勝つこともそうですけど、とにかく愛されるような、
球界の顔になるような、応援されるような、
日本中に認められるようなピッチャーになりたいです」
と目標を彼らしく語った。
「愛される」という言葉…
15歳の石川遼選手を思い出した。
「どんな選手になりたいの?」と訊かれ
「誰からも愛される世界一強い選手になりたい」
と答えたのだ。
彼もそうだが
こういうことを屈託なく言えること自体
これまですでに「愛される人生」を送って来たということだと思う。
そして
雄星くんも石川くんも恐ろしく柔軟な体を持っている。
若くして考えも柔軟なんだろう。
ただがむしゃらなスポ根というのとは少し違う。
そしてガチガチの体からは「愛されたい」なんて言葉は
出てこない気がする。
花巻東の笑顔のチームワークにも「愛」が感じ取れたし
菊池雄星投手は
背筋痛を起こすほどに(どちらが悪いということでなく)
ぶつかった相手にも即座に頭を下げる謙虚ぶり
さらに甲子園ではいろんなライバル投手達の長所を見抜き
「この選手はここが素晴らしい」と
素直に誉めることのできる「おとな」だった。
メジャーに憧れ
悩みぬいた挙句の決断「日本で実績つけてから」
…それでも涙が出てしまうという場面があった。
彼の決断は堅実で「愛されるヒーロー」にふさわしい。
きっと実績つけまくって
近い将来メジャーに行ってしまうことだろう。
だが、それまでは彼のさらなる成長
そして思い描いた以上の
「愛されよう」や、
「球界の顔ぶり」や、
「日本中からすっかり認められるサマ」を
見届けなきゃならない。
そう思う限りである。


