2009年06月30日

マイケルを思うとき…複雑だ。

Mジャクソン.gif


マイケル・ジャクソンが急逝した。

驚愕した。

最近の彼は
資金繰りの為に高額なチケットを売ってライブをする…
といった活動形態だった。

そしてメディアで彼のニュースを聞くたびに

「…マイケルの今の顔はどんなだろうか…」
顔を確認するのがとてもかった。

以前私が書いたマイケルのコラム

↑このときは
マイケルが
女子トイレ化粧直しをしてて捕まったというときのものだ。

マイケルの美意識は白人になってもまだ留まらず
顔面を衰えさせる「老い」やその他「副作用」などと
格闘し続けるのだろう…
この先耐えられるのだろうか。。。
とぼんやり思っていた。

ミック・ジャガーのように老いてなお
持ち味を生かしカッコよくセクシーに
という未来がマイケルには見えない気がしたのも確かだ。

プレスリーの娘と2年間結婚生活を送ったマイケル。
自分の最期も「プレスリーのようになる」と
予測していたらしい。
老いた自分が想像できなかったからなのか
いつもギリギリのところで生きていたからなのか
徐々に薬に依存しつつあったからなのか

常に孤独を嘆いていた彼は
ステージ」にいるときだけ
生きている」と感じたのだという。

亡くなる前日まで3時間の練習で
華麗なダンスを見せていたらしい。

絵の中にも書いたが
私は彼には黒人としてのアイデンティティを持ち続けて欲しかった。
偉大な黒人アーティストは沢山いる。

そしてこの時期のマイケルが
とびきりセクシーだと思うし
ぎらっとした目がとても魅力的だった。

白くなって以降は純粋に彼を見れなくなった。
そして小犬のようにどんどん縮小していく鼻

とまどいを持って複雑な思いで彼を見ることになった。
彼の飽くなき苦悩らしきものを感じて顔を直視できない。
彼が笑顔でいればいるほど
胃の奥の方がたくなるのだった。


ジャクソン5時代の彼の天使のような声が
実は一番好きだ。

を沢山食べたくて始めたステージ…
スターダムに上る手前の
リズムにのって歌うことが楽しくてたまらない」という
その屈託のなさに胸を打たれる。
のちのちの苦悩一杯の彼を知ってから
ますます少年のマイケルが
いじらしくいとおしく切なくなるのである。

マイケルの50年

半分近くは黒人として生き

それから後は
自分がられている…」錯覚しているものから
自由になろうとし、
莫大なお金を使って全能感を持とうとし、
ネバーランドを作り
永遠の少年でいようとした。

超越した存在になろうとし…
それでも人間でしかない自分に苦悩していた。

今彼は何を考えているのだろうか。

容姿の呪縛から解き放たれ
軽くなった体で
好きなだけ踊っているのだろうか。

今マイケルに
「ありがとう」というほど割り切れはしない。
みんなの胸の奥に
溶けない苦悩の小石を遺して逝ってしまった彼。

この先も彼を思い出すとき
彼から与えられた苦悩の小石が胸の奥で鈍い音を立てて転がる。

弱さを隠そうとした為に弱さを露呈し続けてしまった彼…
すべてひっくるめてが「伝説」になった。

愛すべきセンシティブな彼の生き様なのだと思う。
posted by 彩賀ゆう at 23:41| 大分 曇り | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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