
さて
古い話で恐縮ですが…
先週だったか
新語・流行語大賞
年間大賞として
「グ〜!(エド・はるみ)」と
この
「アラフォー」が選ばれた。
さて
この「アラフォー」なんだか
大雑把で荒っぽいまとめ様で…
最初はどーなの?って思ったが
色々使い勝手がよいのだろう
マスコミも巧妙に使って
またたく間に浸透してしまった。
ひと昔前、
少しばかり人生の先輩の山口智子らが
「29歳のクリスマス」というドラマをやっていたときは
(そーいやここにも「松下由樹」出てた…
吉田&仙道の「クリスマス・イヴ」にも松下由樹は出ている。
なんて時代のキーマンなんだ松下!)
「うーむ、女性の29歳ってあんなにも
閉塞感を感じてあがきたくなる年頃なんですな…」
と、覚悟をしていた。
しかし時代とともに
女性達は
29歳はなんのその…と飛び越え
30代もそのままぬらりくらりと過ごしてしまっている。
そこでぶちあたるのが出産の限界という壁で
否が応にも人生を考えざるを得なくなるってわけだ。
結婚し出産している女性も
40辺りというのは何かとホルモンバランスやらで
躁鬱や無力感が激しくなる時期のようだ。
巧いことはめた感「アラウンド40」って。
F1層 (Female-1)というのをご存知だろうか。
20〜34歳の女性を指し
若い女性に受ける商品かどうか…はこの区分の購買層に向けて
ターゲット発進されている。
消費者としても「もう若い女ではない」と見られてしまうのが
35〜の女性なのだ。
(ちなみに35歳〜49歳の女性はF2)
なんという残酷極まりない仕組みなのだ。
そのF1を外れた35からアラフォーと呼ばれるわけだが。
「Aroud40」のドラマが始まって
世間に訴えたのは
30代後半〜40代前半の女性達のもやもやした不安なのであるが
やはり「子供のいる主婦の存在」よりも
「キャリアを着実に重ねて…気づいたら、40前後!…で、
結婚もしないと決めたわけじゃないのに、いまだしていない…!」という
天海祐希演じる役に代表される
独身女性の多さを現実的に知らしめたということじゃないだろうか。
私の周りにもとても多いが
デキる女性がコツコツとひとりで頑張っているのだ。
たまに弱音も吐くが、その仕事ぶりは徹底している。
そうなるとなまじっかな男は腰が引けるのか
女性の方も色々と求めすぎてしまうのだろうか
全く折り合うところがなくなってしまう
で…
天海祐希自身は確かに今41だし
結婚秒読みとか言われてた吉川と別れてからは
男の噂もあまり聞かない。
だが世間的なアラフォー代表というには
少し違う気がする。
だいたい宝塚は皆晩婚で幸せになっている。
「若いうちに結婚よ!」という意識が
そもそも希薄なんじゃないだろうか。
そして
今回のアラフォー的独身女性の多さを世に知らしめた天海の得がある。
今までは損していた
この年齢で
天海の「子供のいる主婦役…では現実味がなさ過ぎる」風情
かといって
このドラマ以前は「40過ぎ独身」という設定の女性がドラマに出ていると
何かとてもワケアリ感があったのだ。
(片平なぎさが2時間ドラマで独身の役をやっていると
何かある…と思ってしまったりした)
今までなら役の幅は狭まるばかりだった天海だ。
それがどうだろう
この概念のおかげで
それは全く普通のこととして定着し
「すっ」と受け入れられるようになっていきそうだ。
松下由樹はどういうわけか、独身なのにあのどっしりした感じで
主婦も違和感がないが、天海はそうはいかない。
アラフォー的独身女性定着で
天海は
今後もばりばりと独身女性の役を数多くやれるはずだ。
また
子育てが終わって50を過ぎ
順風満帆にしか見えない竹内まりやが
「幸せのものさし」として
この世代の不安を歌詞にできているのがすごい。
独身を貫いている中島みゆき(…夫と名乗る詐欺騒動があったが)
最初から子供は作らないと決めていたユーミン
傍目にはいろいろ手に入れているようにみえる竹内まりやだが
家にいる間にも焦燥感にさいなまれていたのかもしれない。
そんな40前後。
ただ開き直るのではなく
いろんな不安とも仲良くしていく時期なのかと思う。
F2世代もまだまだ世を動かすはずだ。
そして新しい活路を見出した天海祐希のこれからも
どーんと明るい。


